高度な分析機材

1987年にマルチパーパス分光光度計を導入、液体窒素による冷却装置を備え、特にダイアモンドの放射線処理における分光吸収にその性能を発揮致します。
また、1992年にはFT/IR(フーリエ変換赤外分光法Fouier-Transform-Infrared-Spectroscope)を導入、高倍率拡大検査では限界があった高分子物質等の樹脂含浸をされた処理ひすいの鑑別に備えました。
ダイアモンドのプロポーション計測にはダイアメンションを使用し、写真撮影も1996年よりデジタル化して、鑑定・鑑別の作業データは社内サーバーで一元管理、お客様の細かいご要望のフォーマット作成にも迅速に対応いたします。
また、新しい概念の鑑定・鑑別書の御提供のためネット技術の研究・開発も進めております。



宝石発光分析装置

宝石発光分析装置

紫外線照射による蛍光反応と燐光反応とを合成しモニターに表示します。
ルース(裸石)ばかりでなくリングやネックレスにセットされたダイヤモンドのⅠ型・Ⅱ型の分析に威力を発揮します。

OGI Writer

OGI Writer

ダイヤメンションとしても使用しますが、ダイヤモンドのガードルにレーザー刻印を施す作業に使用します。
数字、アルファベット、ロゴ等の図形も刻印出来ます。

顕微FT/IR

顕微FT/IR

赤外部の分光を測定する機器です。
FT/IRはFourier TransformInfraRed spectrometerの略です。
赤外線を物質に当てることで化合物を構成する元素の種類と結合状態、物質の定性・定量分析が出来ます。
ダイヤモンドのⅠa,Ⅰb型、Ⅱa,Ⅱb型の判定、枠付きメレーサイズのダイヤモンドの検査にも使われます。

CCD 分光光度計

CCD 分光光度計

積分球を用いた分光光度計と異なりCCDで色を分解してスペクトルを表示します。
クロチョウ養殖真珠のネックレスのように、多数の珠を検査するのにレスポンスが良いので向いています。
また、プローブを試料に当てれば良いので、積分球にセット出来ない大きな商品も検査することが出来ます。

RENISHAW社 ラマン分光光度計

RENISHAW社 ラマン分光光度計

HPHT処理ダイヤモンドの判別にラマン分光による検査が有効です。
高温高圧による、天然ダイヤモンドには見られないピークを検出することによって処理石の判定が可能になります。

Diamond View

Diamond View

チャンバ内にセットしたダイヤモンドに紫外線を照射して、その蛍光反応をモニター上で観察します。
紫外線を照射したダイヤモンドの画像はキャプチャして並べて観察することが出来ます。
天然・合成ダイヤモンド及びその他の宝石の判別に有効です。

分光光度計

分光光度計

あらゆる宝石検査に必須の検査機器です。
反射光、透過光いずれの状態でも、積分球を介して宝石の微弱な可視光吸収を測定できます。

EDX(蛍光エックス線分析)

EDX(蛍光エックス線分析)

Energy Dispersive X-ray Fluorescence Spectrometerの略です。
物質にX線を照射すると元素固有の蛍光X線を発生します。この発生エネルギーを測定することで定性、定量分析が出来ます。
また、プラチナにロジウムメッキを施した製品のメッキの膜厚をX線の強度から非破壊で測定することが可能です。

DiaVision

DiaVision

宝石の分析検査は年々高度な分析機器 が用いられる傾向です。
2006年より導入されたGIA Cut System に対応した測定装置です。